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太陽光の施工会社と
つくった施工管理アプリ

2026.08.29

太陽光の施工管理は、工務店の施工管理と商流の形そのものが違います。多くの施工管理アプリは「元請 → 協力会社」という一本の流れを前提に作られていますが、太陽光は「販売店 → 施工会社」の二層です。この違いを最初に確かめないと、導入したあとで運用が合わなくなります。実際に太陽光・住宅設備の施工会社で使われている業務をもとに、確かめるべき5つを挙げます。

なぜ「太陽光向け」を分けて考える必要があるのか

工務店の施工管理では、元請が現場を持ち、協力会社に工事を割り振ります。関係者は基本的に「自社」と「協力会社」の二種類です。

太陽光はここが違います。販売店から依頼が来て、それを施工会社に流す。あいだに立つ会社は、販売店に対しては「売価」を、施工会社に対しては「支払」を持ちます。この二つは金額も締め日も違い、同じ案件に対して二本の金額が並走します。

一本の流れを前提にしたアプリでこれを回そうとすると、単価表を二重に持つか、片方を Excel に逃がすことになります。導入したのに事務の手が減らない、という状態はここから起きます。

確かめること 1 ── 売価と支払を、別々に持てるか

「取引先」という一つのマスタしか無いアプリでは、販売店と施工会社が同じ棚に並びます。単価も一種類しか持てません。

確かめるのは、販売店向けの売価と、施工会社への支払を、別の単価として登録できるかです。できない場合、請求書を出すたびに人が金額を差し替えることになります。件数が増えるほど、そのまま事務の時間になります。

確かめること 2 ── 施工会社の画面に、粗利が出ないか

二層の商流では、施工会社に見せてよい情報と、見せてはいけない情報が分かれます。売価が見えれば粗利が分かってしまうためです。

多くのアプリは「権限設定」で対応します。ただしこれは項目ごとに設定する必要があり、設定を1つ忘れると漏れます。確かめるのは、権限を組み直す前提なのか、それとも最初から見えない作りなのか、です。

確かめること 3 ── 施工店のアカウントに、いくらかかるか

太陽光は施工店の数が多くなりがちです。50社と取引していれば、そのぶんのアカウントが要ります。

施工管理アプリの料金はアカウント数で決まる形が一般的です。実際、公式サイトで課金の考え方を明記している製品もあります。たとえばダンドリワークは公式のよくある質問で「月額費用は使用するアカウント数(基本的には1人1アカウントを推奨)に合わせて費用が変わります」と記載しています。KANNA は公式の料金ページでプランごとの自社アカウント数を提示し、他社アカウントは無制限と記載しています。

ここで確かめるのは金額そのものではなく、「施工店を増やしたときに何が起きるか」です。繁忙期に応援を頼むたびに費用が動く仕組みなのか、動かない仕組みなのか。運用のしやすさが変わります。

各社の記載は 2026年8月29日 時点の公式サイト(dandori-work.com / kanna4u.com)で確認したものです。比較サイト・口コミサイトの情報は用いていません。ダンドリワークは株式会社ダンドリワーク、KANNA は株式会社アルダグラムの商標または登録商標です。

確かめること 4 ── LINE で来た依頼を、どう案件にするか

太陽光では、販売店からの依頼が LINE やチャットで飛んでくることが珍しくありません。相手の商習慣なので、こちらから変えるのは簡単ではありません。

このとき事務は、チャットを見ながらアプリに手で打ち込みます。これは「二重入力」であって、アプリを入れても消えない種類の手間です。

確かめるのは、投稿を読み取って案件の候補を立てられるか。そしてその候補を人が承認してから登録される作りになっているかです。自動で登録まで進むと、間違った案件が現場に流れます。

確かめること 5 ── 日報が、そのまま請求になるか

いちばん時間を食うのはここです。日報は現場が出す、請求は事務が作る。あいだが切れていると、毎月すべての案件で単価を引いて様式に転記することになります。

確かめるのは、承認した日報の内容が、そのまま請求明細になるか。「請求書を作る機能がある」ことと、「日報から自動で立ち上がる」ことは別の話です。

実際に、どれだけ減ったか

愛知県の住宅設備・太陽光施工会社さま(施工店およそ50社・月500件規模)で、上の5点を満たす形に切り替えたあとの実データです。見込みではありません。

239.2時間 / 月 が手から離れた

人件費に換算すると月47.8万円、年574万円(時給2,000円で計算)。事務の人数は4.0人分から2.5人分になりました。

手でやっていた事務減った時間 / 月いま何が起きているか
事前連絡・現場 IN / OUT69.6 時間前日 12:30 に自動で送信
請求明細の作成66.7 時間承認した日報が、そのまま明細に
日報未提出の催促25.2 時間タップして写真を撮るだけ
施工会社の請求の突合25.0 時間売価と支払を別々に持つ
日報の集計表づくり15.0 時間PDF / Excel でそのまま出せる
各作業の時間は「1件あたりの所要時間 × 実際に発生した回数」の積み上げです。時給2,000円、事務1人あたり月160時間(20日 × 8時間)として換算しています。回数はすべて実データで、月500件は過去12か月の工事予定の平均(月477〜601件)です。2026年8月時点。

まとめ

太陽光の施工管理アプリを選ぶときは、機能の一覧ではなく商流の形が合うかから見てください。売価と支払を分けて持てるか、粗利が施工会社に出ないか、施工店を増やしたときに何が起きるか。この3つは、あとから設定で埋めるのが難しい部分です。

御社の名前で持つ、施工管理アプリ。

太陽光・住宅設備の施工会社と一緒に作りました。ロゴも社名も色も御社のもの。ユーザー数は無制限で、人が増えても月額は動きません。

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